ピクニックシアターとは……

ピクニックシアターとは……

ピクニックを楽しむように演劇を楽しめたら…という思いからスタートした企画です。
人が集まり、ピクニックシートを広げて「出しもの」(=パフォーマンス)を披露すればそこはもう劇場!

パフォーマンスは、朗読、歌、楽器、ダンス、ごはん、芝居、ブックレビュー、とにかくなんでも!
一人でやっても複数人でやっても。人を楽しませよう・喜ばせよう、という気概のあるものはパフォーマンスと捉えます。

パフォーマンスを共有する――「楽しさ」の対価として、自分も何かパフォーマンスをする。
「誰か」ではなくて、目の前の人に向けて心を尽くす。
商業ベースではない、表現と関係の作り方・あり方をめざして、ピクニックシートを広げています。

隔月開催のイベントです。
プロデュース:ふたば 制作:RadicoTheatre

2014年5月1日木曜日

ピクニックシアター4月の回@代々木公園

ピクニックシアター本始動!初めての開催地は代々木公園でした。



この日はお天気も良く絶好のピクニック日和。
「ばんざい!はれた、はれた!」と絵本よろしく声に出して喜んでしまいました。

筒井 頼子 (著), 林 明子 (イラスト)『おでかけのまえに』
ピクニックに行くわくわくを描いた名作えほん。

まず、首謀者であるふたばとたんざわの二人で、木陰に場所をとり、すこしお買い物。
ピクニックシートを広げたらカラスが周りをうろうろしていました。

11:30に駅で待ち合わせ。
ピックアップ係のふたばは頭に小鳥を乗せて目印にしました。
こういうの

今回集まったのは、

きりさわ(ごはん・ダンス)
さんこん(おやつ・漫画)
ひーぽん(おやつ・歌)
ダイナマイト川越(コーヒー)
たかだ(占い)

そしてファシリテーターの

たんざわ(ごはん・朗読)
ふたば(ごはん・弾き語り)

の7人でした。

ピクニック場所に移動して全員集まり、まずは他己紹介。
自己紹介ではなく、それぞれお友達の紹介をし、また自分も紹介してもらうというもの。
ふたば・たんざわがそれぞれ友人に声をかけ、またその友人に友人を連れてきてもらって集まったメンバーなので、初対面の人も多かったのですが、気の知れた人に紹介してもらうことで緊張がすこしほぐれたような。

そしていよいよパフォーマンスタイムです。
第一弾は【ごはんの部】でした。
ピクニックシアターはお料理やお菓子もパフォーマンスと捉えます。

《ごはんパフォーマンスのメニュー》
きりさわ
・だし巻きたまご

たんざわ
・キッシュ
・もやし炒め

ふたば
・ポテトサラダ2種
・ジャジキ(ギリシャのヨーグルト料理)
・パンなど

まずシードルで乾杯をして、皆の持ってきたごはんパフォーマンスをいただきました。

しばらくお腹を満たしながら歓談しているうちに日が高くなり木陰が移動!
暑くなってきたので、別の木陰に移動することにしました。

移動したのち、パフォーマンスタイム第二弾。
先ず前陣を切ったのはダイナマイト川越さんの《コーヒー》です。


なんとその場で豆を弾いて淹れるという本格的なもの!
三種のコーヒーの銘柄を丁寧に説明してくれたため、それぞれの違いを楽しむことが出来ました。

コーヒーに合わせて、
さんこんさんの持ってきた《どらやき》(これが品のいい小さめサイズでピクニックにぴったり)
ひーぽんの持ってきた《チョコレート》(ベルギーの高級チョコ!ころころして可愛い)
も同時に頂き、その相性は抜群!パフォーマンスの持ちよりが素敵なハーモニーになりました。


コーヒーと、どら焼き、チョコレートに舌鼓を打ちながら、パフォーマンスは続きます。
たかだの《占い》の登場です。
iPadを駆使してその場でみんなのホロスコープをだし、それぞれの性格や好みのタイプ等を占いました。
これには大盛り上がり。

お次はひーぽんの《歌》!ふたばの竪琴伴奏で「いつも何度でも」を歌いました。
ひーぽんはミュージカルにも出演する実力派の歌うたい。美しい歌声を披露してくれました。

歌うひーぽん嬢

ふたばは、竪琴で弾き語りの歌を挟みながらギリシア神話の1エピソードを物語りました。
今回のお話はテーセウスのミーノータウロス退治とアリアドネーの顛末。

それぞれのパフォーマンスを感想を話したり、歓談してまったりしてきたところで、
さんこんさんの《漫画》がお目見え。
漫画家であるさんこん氏が集英社の赤塚賞の佳作を受賞した作品の原稿コピーを読ませてもらいました!
制作時の裏話や賞金の行方(なんと一晩で消えたという気持ちの良さ!)などなど興味深いお話付きでとても面白かったです。

回し読み中

そしてついに肉体を使ったパフォーマンスが。
女優・きりさわ、《ダンス》を披露!



舞踏的な要素を持つダンスに周囲の人々の視線が徐々に集まり、空気が変わっていきます。
傾きかけた陽光を受けてのダンス。
場所の力と彼女のパフォーマンスが相まって不思議な魅力がありました。


そして最後に、たんざわによる《絵本朗読》
シェル・シルヴァスタイン著の『おおきな木』を読んでくれました。
近くに大きな木があり、また木に登ったりぶら下がったりする子供たちがいる、絵本のシチュエーションにばっちりな環境での朗読に、一同じーんとしていました。

本当にこういう小さい子が近くで遊んでいた

そうこうしているうちに5時が過ぎたため、暗くなる前にピクニックは終了。
最後にみんなで写真を撮りました!



(その後、みんな仲良くなったので一緒にカラオケに行きました)




というわけで、ピクニックシアター4月の回の様子でした。
ごはんに歌、漫画、ダンス、占い、朗読、コーヒーなどなど、様々なパフォーマンスが集まって大盛況。
青空の下でわいわいやるのはとっても楽しい!
ここで出会った人と人が繋がって新しいパフォーマンスやコラボレーションが生まれる可能性も感じ、手ごたえたっぷりの4月の回でした。
次回は5月の予定です!

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